1.買取する対象商品の確定
古物営業の対象は、以下の13種類です。
※1 自動二輪車・原付自動車は別区分にしています。
※2 皮革類・ゴム製品類は別区分にしています。
まず、商品の種類と営業方法を説明します。
しかし、中古ショップを成功させるカギは、商品に対する高度な知識と鑑定眼が必要です。
| 美術品 | 衣類 | 時計・装飾品 | 自動車 |
| 自動二輪車(※1) | 原付自動車(※1) | 自転車類 | 写真機等 |
| 事務機器類 | 機械工具類 | 道具類 | 皮革類(※2) |
| ゴム製品類(※2) | 書籍類 | 金券類 |
| 委託販売 | 顧客から物品を預かり、仲介して顧客に販売する方式です。 メリット 顧客から買取る必要がないため、仕入れ時に現金が必要ない。 また、販売に全力を注ぐことができる。 デメリット 預かり品を販売できなければ、売上を計上できない。 |
| 買取販売 | 顧客から物品を買い取り、顧客に販売する方式です。 メリット 商品を店頭に並べる時期を選択することにより利益を最大化することができる。 デメリット 仕入時に、多額の現金が必要になる。 |
| レンタル・リース | 顧客から物品を買い取り(または預かり)、顧客に物品を貸し付ける方式です。 メリット 継続的な収益が見込める。 デメリット 短期間の貸付の場合、収益が見込めない。 |
2.成功の秘訣は、仕入れ
買取や委託販売を希望する顧客の中には、偽物や盗品を持参する方がいます。
もし、顧客に販売した場合、刑罰(罰金刑や拘禁刑)が科せられる可能性が高くなります。
それだけではなく、行政処分(例えば、営業停止処分や営業停止処分)もあります。
よって、本物だけを仕入れて、販売することが求められます。
そのときのために十分な商品知識と鑑定眼が必要になります。
たとえば、中古時計店の場合、偽物が多いブランドは、以下の通りになります。
(1)ロレックス
(2)オメガ
(3)パテック・フィリップなど
これらの商品は、高額で取引しているため、商品の真贋を見極める力が必要です。
また、持参者の行動に不審な点がないかも注意深く観察する必要があります。
もし、不安があるのであれば、警察が管轄している基礎講習を開催していますので、
所轄の警察署に相談してみてください。
真贋の判定の次は、買取価格の適正を保つのが一番難しい。
買取価格を低くすると商品の仕入れが難しくなり、販売数を確保ができない。
逆に買取価格を高くすると商品は増える。しかし、利益を得るには買取価格+αが必要になる。
そのため、販売価格が高くなるため、販売に苦戦する可能性が高くなる。
このことから、適切な時期に、適切な買取価格で、適切な数量の確保を行うことが健全な事業運営で必要になる。
3.ブランド力の構築
セグメントを特化することも検討する必要があるかもしれない。
例えば、中古時計店の場合、特定のメーカー専門に扱う店舗が該当する。
909(クオーク)はロレックス専門の中古店(新品の取扱いもあるが)は、
ロレックスの買取実績や販売実績、時計のメンテナンスなどロレックスに関わる
全てのサイクルに対して高い水準を保っています。
4.オークションやネット販売の強化
商品の特性によりますが、インターネットを活用して販路を拡大することも考えましょう。
ネット販売等に向かない商品群
・自動車
・バイク
・腕時計
上記の商品群に共通しているのは、商品の状態はもちろんですが、購入後のサポート(メンテナンス)も購入判断になっています。
近くに実店舗があり、持ち込みでメンテナンスが可能な場合は、あくまで実店舗の補助的営業という位置では有効です。
それよりも、入荷状況や在庫状況を随時反映したほうが有効と私は思います。
失敗例として、テスラの電気自動車の日本販売が上がります。
日本の自動車産業は、多くの人がディーラーから購入しています。
さらにディーラーに持ち込み車検や定期メンテナンスを行って言います。
しかし、テスラは、インターネット販売のみですので、思った以上に販売が伸びなかったと分析しています。
また、電気自動車の環境も良くなかったことも販売不振に追い打ちをかけていると考えます。
逆にネット販売に向いている商品群は、自動車、バイク、腕時計以外のすべての商品です。


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