デジタル遺品とは、デジタル機器等で管理された金銭的価値が低い資産・負債のことです。

遺産と遺品の違い
 ・遺産とは、金銭的な価値が高い資産・負債
 ・遺品とは、金銭的な価値が低い資産・負債

デジタル遺品の例
 ・スマホや携帯電話に格納されたアドレス帳や写真データ
 ・SNSなどに投稿した文章や写真、動画など
 ・サブスクリプション(Amazonプライムなど)などのサービス

デジタル遺産の例
 ・ネット銀行の口座
 ・ネット証券の口座
 ・前チャージ型の交通系IC(Suicaなど)
 ・前チャージ型のQRコード決済サービス(paypayなど)
 ・CloudWorkなどのサイトから受注した仕事

これらのものがデジタル遺品/デジタル遺産の代表になります。
問題点として、2つあります。
1.スマホのロックが解除出来なければネット銀行やネット証券の存在を知ることができない
2.相手からのアクションがなければ相続人は気づくことができない点にあります。

また、個人で活動していたSNSなどは、原則的に相続の対象にはなりません。
もし、相続の対象にしたい場合は、法人にするか、後継者にアカウント・パスワードを引き継ぎをしておく必要があります。(ただし、SNSなどのサービス提供者との約款や契約により相続の対象にならない場合がありますので事前に問い合わせすることをお勧めします。)

相続人は、特にデジタル財産の調査が非常に困難になります。
エンディングノートやメモなどを残し、相続人に伝えることにより相続がスムーズになります。
後の世代のために、想いと財産を託すために検討してはどうでしょうか?

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