エンディングノートとは、過去・現在の自身の状況を記録したノート(情報)にしたものです。
その情報は、将来の生活基盤として機能したり、相続人に有用な情報を残すことに役立ちます。
特に亡くなった後は、相続人が財産調査を行うことは難しいといわれています。
さらに最近では、財産の管理(主にネット銀行やネット証券など)はパソコンやスマホの中にのみ保存されているケースが多くなってきています。パソコンやスマホのロック解除は、素人では不可能に近いです。また専門家であっても非常に高度な知識と経験が必要な作業になります。

ではなぜ、エンディングノートが必要なのか?

  1. 自身の棚卸を行い、不要な財産の整理や管理コストを極力減らすことができる。
  2. 現在の財産を把握することにより、老後の生活や将来設計に必要な財産を見積もることができる。
  3. 万が一が起きた場合、財産の管理や相続がスムーズに行うことができる。

これらのメリットは、自身だけではなく相続人や管理を引き継ぐ者にとっては、非常に有益な情報になります。

エンディングノートを作成するときに
必ず記載してほしい情報

  1. 自身のプロフィール(氏名(旧姓も含む)、住所、本籍、生年月日、連絡先)
  2. 自宅に住んでいる家族等(氏名、続柄、連絡先)
  3. 自宅以外に住んでいる家族等(氏名、続柄、連絡先)
  4. ペットを飼っていれば、ペットの情報(名前、餌の商品名、病気があればその詳細)
  5. 銀行・証券の口座情報
  6. 不動産や建物の情報
  7. 民間保険(生命保険や学資保険など)/公的保険(厚生年金や介護、障害年金など)の情報
  8. 遺言書を書いた場合はその情報
  9. 万が一病気や寝たきりになった場合の処置
    (後見制度の利用の有無や尊厳死宣言、延命治療拒否の情報)
  10. パソコンやスマホのロック解除の情報
    ※スマホは、ネット銀行の2段階認証がパスできない場合がありますので、即時解約はお勧めしません。

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